昨日は、NPO法人里親支援のアン基金プロジェクトさんからのご依頼で、
の研修を担当してまいりました。
アン基金さんは、里親家庭等で暮らす里子さんたちの支援をされている団体で、
この「自立支援プログラム」は
里親家庭からまもなく自立していく「高校2年生、3年生」を対象とするプログラムです。
「自立」っていう言葉を聞いて、皆さん、どんなことをイメージします?
まずは就職して、それから、アパート契約して
自炊して、掃除して、洗濯して・・・
住民票の移動や光熱費や携帯代の支払いや
銀行口座の管理やら・・・・
私たちがイメージすることってこんな感じでしょうか?
確かに、生きていく上での「技術」や「生活スキル」ってとても大事なこと。
でも、誰だって、最初は上手くなんかできなくって、
少しずつ失敗しながら、自分なりのやり方を身につけていくものですよね。
そんな技術やスキルよりも大事なことは
困ったな〜どうしようかな〜っていう「自分の気持ちに気が付くこと」
そして、
困ったときに「適切にSOSを出せること」ではないかと思っています。
アン基金さんのプログラムの説明を伺ったときに、
この大事なことをちゃんと考えて、どうやったら子どもたちが楽しく、
自然と身につけられるかを考えてプログラムを構成されていらっしゃるな〜と感じました。
素敵なプログラムです!!
私が担当したのは
なんだか難しそうな話しで、テーマを見ただけで眠たくなっちゃいますよね(笑)
そう、法律の話しって、眠たくなっちゃうんです。
当日は、高校生7名と車座になって、
悪徳商法、雇用、交通事故、相続などの問題についてお話ししました。
盛り上がったのは、
「消化器を売ってみよう!」というテーマでのロールプレイ!
子どもたち、なかなかセールスが上手です。
そして、消費者側の子もなかなか上手く粘ってくれました(笑)
また、雇用問題では法定労働時間や時間外労働の割増賃金など、
みんなよく知ってるな〜と感心しました。
午前中は調理実習でお腹いっぱいに食べてきた子どもたち。
車座で座って、法律の話しを聞いたら、そりゃ眠くなる。うん、うん、分かるよ。
その眠気に勝てるようなお話をあまりできなかったのかな・・・と
我が身を反省するばかり。
子どもたちの優しさとスタッフの心遣いでなんとか2時間を乗り切りました。
これまで専門家相手の研修や講師ばかりだったので、
今回のような研修は本当に鍛えられます!
子どもたちには教わることばかり。自分の未熟さを思い知らされて帰ってきましたが、
もちろん、子どもたちからパワーもいっぱいもらってきました。
これからも精進します!!