昨日、千葉大学の後藤弘子先生が主催する「千葉少年問題研究会」が開催され、
中溝と大久保が研究会に出席いたしました。
千葉少年問題研究会には、学者や学生だけではなく、弁護士、裁判所、鑑別所、保護観察所、少年院、児童相談所、子どもに関わるNPO法人など関係機関の有志が集まっています。そして、それぞれの機関が、どのような仕事をしているのか、現場ではどのような課題があり、どのような取り組みをしているかといった報告をし、意見交換をしています。
今回は、研究会初の教育現場からのご報告。
スクールカウンセラーの寶川先生から
「スクールカウンセラーからみた子どもの状況」というテーマでお話を頂きました。
最近の気になるこどもたちの様子や
いじめの構造が変化してきたこと、
そして、いじめなどの問題について学校側でどのように対応していくのかといった
お話を伺いました。
スクールカウンセラーの存在は知っていましたが、どんなことをしているのか、イマイチよく分かっていなかったので、
とても貴重でためになるお話でした。
寶川先生の報告の中で印象的だったのは
学校内で問題が起きたときは、「丸抱えしない」「丸投げしない」
関係機関の連携と情報の共有が大事なのだなと思いました。
考えてみれば、私たちは同じ子どもに関わるにしても、
すぐとなりの機関が何をしているか、よく分かっていないように思います。
みんな同じ「子どもの幸せ」を考えているのに、連携すべき機関が近くて遠い存在では機能しませんよね。
司法、矯正、行政、福祉といった分野を超えて
ただ一つ「子どもたち」という共通点で繋がることができる
この研究会って本当に素晴らしいなと思っています。
研究会を主催されている後藤先生にはいつも感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。
研究会での報告や議論は多岐にわたりますので、10聞いた内の1しか理解していないかも・・・?
と思うこともありますが、
研究会で得た知識や情報は、少しでも私たちの業務に還元していきたいと思っております。