昨日は、四街道市保健センターが主催する「おやこの支援勉強会」の講師にお招きいただき、
「こどもの人権から見るDV・虐待・おやこ支援〜支援者に必要な法知識〜」
というテーマで2時間ほどお話をさせていただきました。
勉強会には、実際に現場で支援をされている方々がご出席され、
たくさんのご質問もいただきました。
現場の悩みって・・・本当に難しいですよね。
今回の勉強会で考えさせられたのは、
同じ「家庭内の暴力」なのに
いわゆるDV(母親目線)と虐待(子ども目線)では
随分違うものだなぁということ。
DV支援では「加害者からの切り離し=離婚」
という
ある意味、対等な個人同士の対立になりますが、
虐待だと「加害者からの保護=親権との対立」
という
そもそも権利がある人から、
その権利をどう制限するかという問題になるんですね。
同じ家庭の中で起きた暴力の被害なのに、
目線を変えるだけで
かなり違う問題になってくるんですね。
もちろん、適用される法律も違います。
民法、児童福祉法が改正されてから、
こういった講演や勉強会の講師にお招きいただく機会が増えているのですが、
私自身、講演などを通じて問題の深さや複雑さを改めて考えさせられています。
みなさんとお会いする機会、そして学びの機会を頂き、
本当にありがとうございました。