ご無沙汰しております。大久保です。
きちんとブログを更新しようと思っていたのに、間が空いてしまっていました。
今日は毎年参加している付添人集会のことを載せたいと思います。
以前、この場に載せたこともありますが、私は弁護士に登録してすぐに千葉県弁護士会子どもの権利委員会に所属し、委員として活動してきました。
数年前からは副委員長を務めさせてもらっています。委員長は当事務所の中溝弁護士です。
この委員会は、少年事件や児童虐待、学校のいじめ問題、未成年後見など多岐にわたる分野をあつかう委員会です。
少年事件に興味を持って入った委員会でしたが、最近は児童虐待やいじめ問題などいろいろな分野を扱い、日々勉強しています。
さて、委員会の説明はこの辺にして、付添人集会。
これは年1回、毎年2月・3月ころに開催され、全国から子どもの分野に携わっている弁護士が集まり、6つの分科会に分かれて勉強するというものです。
今年の開催地は神戸。
今年も興味深い分科会がたくさんありました。
1日目、私は男子少年の性非行を扱う分科会に参加しました。
少年事件は多数扱ってきましたが、性非行は今まで事件としては扱ったことがありませんでした。
分科会でいくつかのケースに触れ、事件を担当した弁護士の話を聞くなかで、歪んだ性感覚が問題になる事案もあるが、少年の場合はそれが全ての原因であるということではなく、ストレスの発散方法が性という形で現れただけであり、根本的な問題は他の傷害事件や窃盗事件などと共通するところがある、ということがわかり、非常に勉強になりました。
性非行=特殊という先入観だけで入らないように、細かな周辺事情をくみ取って付添人活動をしていきたいなと思いました。
2日目の分科会は児童虐待。
児童虐待について、児童相談所と弁護士が連携してできること、法的対応の課題など、自分が虐待のアドバイザーをする中で知っておくべき現状や課題を学ぶことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
最後に。
せっかく神戸まで行ったので、異人館をまわり、六甲山に登ってきました。
ただ、雲がたくさんで視界不良でした。残念。
たくさんの刺激を受けた神戸での集会。
観光もして、エネルギーもチャージできたので、またこれから一年、学んだことを生かしながら頑張っていこうと思います!