女性弁護士のきらきらブログ

2016年03月22日 | 大久保佳織

第26回全国付添人経験交流集会in郡山

すでに一か月以上前のことになりますが、2月6日・7日、毎年恒例の付添人経験交流会に参加してきました。

今回は福島県郡山市。千葉からは新幹線を使ってあっという間です。

1日目は13時から全体会、15時30分から分科会が開始されました。

 

全体会は「弁護士の知らない少女たちの姿~問われる専門家の支援~」というテーマで、一般社団法人Colabo代表理事の仁藤夢乃氏による講演がありました。

夜間巡回等を通じ、弁護士とは違う視点で少女たちを支援する活動を行っておられ、仁藤さんが触れ合う子ども達の生の声を知ることができました。

また、よくニュースで見聞きするJKビジネスがなぜこんなに普及しているのか、何故取り込まれてしまうのか、など非常に興味深い講演でした。

 

その後参加した分科会は、重大事件の事件報告で、川口市の祖父母強盗殺害事件の事例報告とその活動内容についての詳細な報告がありました。

裁判員裁判制度が開始して数年が経ちますが、裁判員に説明することの難しさに加え、少年事件特有の課題も学ぶことができました。

なかなか裁判員事件を担当することはないのですが、新しい事件報告に触れ、刺激を受けました。

 

2日目の分科会は児童福祉法改正について。

ただし、この時点では児童福祉法改正案がまだ出されておらず、弁護士による検討チームの中で検討された改正の議論状況を勉強するというものでした。

委員会の中で、私は児童福祉の分野を担当しているのですが、日常業務ではなかなか扱うことの少ない児童福祉法について、改めて勉強する良い機会になったと同時に、同法の問題点等がよくわかり非常に勉強になりました。

つい先日、児童相談所に「弁護士を配置」という改正法案に関するニュースがありましたが、具体的にどのような形で配置されていくのか、今後も勉強をしていかなければならないと感じています。

 

たくさんの刺激を受けた2日間でした。

持ち帰った知識を、業務に生かしていけるように引き続き頑張ります。

 

最後に鶴ヶ城!

福島ではお天気に恵まれ、鶴ヶ城もとてもきれいでした!

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