去る3月22日、
環の会さんからシンポジウムでの講演のご依頼を頂き、
「皆で考えよう、子どもの権利」
というテーマでお話しをして参りました。
会場には、たくさんの大人と・・・そしてたくさんの子どもたち。
子どもたちの遊ぶ場所は講堂とは別に用意されていましたが、
みんな元気に遊んでいて活気があります!!
こんなに楽しいシンポジウムは初めてです。
「子どもの権利」というテーマでお話しをしましたが、
これまで経験した少年事件などのお話しもあり、
全体としては「大人と子どもの絆」というテーマに近かったかなと思います。
でも、子どもの権利擁護を考える上で、
大人との信頼関係ってとても大事なことだと思っています。
シンポジウムではグループディスカッションにも参加させて頂きました。
環の会で大切にしている「テリング」
育て親(養親)さんが、お子さんに生みのお母さんのお話をすることなのですが、実際に育ての親さんたちが、どんな風にテリングしているのかを伺い、素敵なことだなと思いました。
「真実告知」とは異なる・・・と言われているそうですが、
法律家の私には何がどう違うのか、よく分かりませんでした。
でも、皆さんのお話を伺って、
「あなたこと、生みのお母さんのことも含めて(出自も含めて)全部大好き!」
という暖かいメッセージなんだなと思いました。
これって、
「ありのままのあなたが大好き」ってことですよね?
うん!まさに権利擁護じゃないか!と思ってしまいました。
「権利擁護」って書くと、なんだか堅苦しいですけどね(笑)
このほか、シンポジウムでは、
育ての親さんの元で育ったお子さんの率直な本音(?)もお伺いすることができました。
切ない気持ちになりましたが、
本音で気持ちを語れるっていうのはすごいこと。
講師で参加したはずなのに、私の方がたくさんのことを学ばせて頂いたシンポジウムでした。
環の会のみなさん。本当にありがとうございました。