女性弁護士のきらきらブログ

2014年04月02日 | 中溝明子

【講演】環の会シンポジウム

去る3月22日、

環の会さんからシンポジウムでの講演のご依頼を頂き、

「皆で考えよう、子どもの権利」

というテーマでお話しをして参りました。

 

会場には、たくさんの大人と・・・そしてたくさんの子どもたち。

子どもたちの遊ぶ場所は講堂とは別に用意されていましたが、

みんな元気に遊んでいて活気があります!!

こんなに楽しいシンポジウムは初めてです。

 

「子どもの権利」というテーマでお話しをしましたが、

これまで経験した少年事件などのお話しもあり、

全体としては「大人と子どもの絆」というテーマに近かったかなと思います。

でも、子どもの権利擁護を考える上で、

大人との信頼関係ってとても大事なことだと思っています。

 

シンポジウムではグループディスカッションにも参加させて頂きました。

環の会で大切にしている「テリング」

育て親(養親)さんが、お子さんに生みのお母さんのお話をすることなのですが、実際に育ての親さんたちが、どんな風にテリングしているのかを伺い、素敵なことだなと思いました。

「真実告知」とは異なる・・・と言われているそうですが、

法律家の私には何がどう違うのか、よく分かりませんでした。

でも、皆さんのお話を伺って、

「あなたこと、生みのお母さんのことも含めて(出自も含めて)全部大好き!」

という暖かいメッセージなんだなと思いました。

これって、

「ありのままのあなたが大好き」ってことですよね?

うん!まさに権利擁護じゃないか!と思ってしまいました。

「権利擁護」って書くと、なんだか堅苦しいですけどね(笑)

 

このほか、シンポジウムでは、

育ての親さんの元で育ったお子さんの率直な本音(?)もお伺いすることができました。

切ない気持ちになりましたが、

本音で気持ちを語れるっていうのはすごいこと。

 

講師で参加したはずなのに、私の方がたくさんのことを学ばせて頂いたシンポジウムでした。

 

環の会のみなさん。本当にありがとうございました。

 

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